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初冬の空

 冬が近づくと、星影が一際鮮やかに感じられるようになる。まるで、しんしんと冷えた空気が、星の光を純氷にして煌めかせているがごとくである。

 ……と無い詩心を無理に絞り出したところで、この程度の表現しか出てこないのが、散文人間の悲しい所ではあるのだが、冬の星空が美しいことは紛れもない事実であり、それには以下のような理由があるらしい。

冬は一年中でもっとも星空がきれいな季節です。その理由は、

1.明るい一等星が多いこと

2.さまざまな色の星が見えること

3.オリオン大星雲やすばるなど、肉眼でも見える星雲や星団があること、などです。

 さらに、日没が早いので19時ごろからもう夜空が暗く、また上空の空気の流れが強いので星がキラキラとまたたいていたりと、ほかの季節にくらべて、より星空の印象が強い季節でもあります。

(『AstroArts 星空ガイド 冬の星空を楽しもう』より引用
URL http://www.astroarts.co.jp/special/2005winter/constellation-j.shtml

 確かに、冬の星座はわかりやすい。オリオン座やカシオペア座は、星座の知識がないものでも、一塊として捉えることができる特徴的な並びをしているし、シリウスの白い輝きは、否が応でも目に入る。

 子供の頃、キャンプである山にいった。そこで、生まれて初めて天の川を見た。あの時の印象は、今でも忘れられない。子供心に「息の呑む」とはこういうことかと実感したものだった。そして、流れ星が天を横切るのを目の端に捕らえた時の感激は、言葉にもできなかった。それを見てからもう四半世紀は経とうというのに、いまだに夜の夢に現れては、真に美しきものを見せてくれる。

 今冬は、何度星を見上げることになるだろうか。

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