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ミシュランガイド 東京版

 先週、ミシュランガイドの東京版が発刊され大いに話題になった。発売日から五日ほどたって本屋をのぞいたところ、「ミシュランガイド売り切れ」とのこと、初回とはいえずいぶんな盛り上がりである。

 三つ星に選ばれたレストランは、案の定値段も三つ星級のところばかりで、しばらくご縁はなさそうであるが、一つ星ならば行ったことがある店が二件ほどあった。その二件を基準に考えると、どうやら星がついて妥当な店は他にもたくさんありそうだ。

 掲載店全店に星が着いたのは東京版が始めてだそうで、それを以てガイド編集の総責任者のジャン・リュック・ナレさんは「東京は、世界一の美食の町だった。」と話したそうだが、ミシュランガイドブックの大得意である日本人に向けてのサービス(というか販売戦略)であるとの穿った見方もあり、「ミシュランガイド」そのものの実力が判明するのは、もうしばらく経ってのことだろう。

 ところで、もし食いだおれの街 大阪のミシュランガイドが出たとしたら、もっと多くの店が選ばれるだろうか? 私は、それはないと思う。下手すれば、三つ星は一軒も出ないかも知れない。なぜなら、大阪での「旨い店」基準と、ミシュランの基準があまりにもかけ離れているからだ。ここに載るような、高くてお行儀の良い店に、本当の美味しいものを探すことは難しい街なのである。プレリストにすら載らないであろう店、そんなところに大阪の食の神髄が隠れている。

 そして、東京も、案外そうなのかもしれない。

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