« 柿の木と蜜柑の木 | トップページ | 寒中の赤 »

占いの禁止

 タジキスタン政府が、占いや魔術を法律で取り締まる動きを見せているという。ニュース一読、どこの中世国家かと驚いたが、国にはそれぞれ事情があるものなのだろう。なにせ、違反すると最低月額賃金の三十から四十倍もの罰金が科されるというのだ。日本の最低賃金が十五万程度として、単純換算すると四百五十万から六百万円の罰金ということになる。これはかなりの額だ。

 翻って我が国の事情を考えると、案外他人様の国を笑えたものでもないのかも知れない。なにせ、ゴールデンタイムの番組で、何様かわからないような占い師が無責任なことを声高にわめきちらすのを流しているような国である。一説によると占い産業は一兆円産業とも言われている。未来という不確定な世界に向かって歩み続けなければならない宿命を負っている人間にとっては、占いですら一抹の光明なのだろう。

 かく言う私も占いは好きである。好きであるが、読んだ瞬間、聞いた瞬間に忘れてしまう。友人などと話していても、そんなタイプが意外に多い。そんな私たちなら、タジキスタンでも罪問われないとは思うが、そこまで占い好きな国民の支持する占術というのは、ちょっと試してみたい気もするのである。

|

« 柿の木と蜜柑の木 | トップページ | 寒中の赤 »

木-椿事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/278227/9390177

この記事へのトラックバック一覧です: 占いの禁止:

« 柿の木と蜜柑の木 | トップページ | 寒中の赤 »