大きな猫を探して

 ロイター通信社の報道によると、フランス南西部はボルドー近郊の村で、謎の「大きな猫」の目撃が相次いでいるという。その「大きな猫」の姿を見た村民は、「子供のトラ、もしくはジャガー、ヒョウかもしれない」と話しており、警察は捕獲を目論んでいるが、まだ見つかっていないとのことだ。

 当然だが、フランスのボルドーに虎や豹など猫科の大型動物は生息していない。考えられるのは、ペット用に密輸入された動物が逃げたというケースだろう。猫科の野生動物はワシントン条約で輸出入を禁止されているものが多く、逃がした飼い主が名乗り出てくることはまずないと思われる。

 それにしても心配なのは、その「大きな猫」の安否である。もしこの正体が猫科大型動物なのであれば、温暖な海洋性気候で、夏は猛暑ともなるボルドーの気候にも適応できるかもしれないが、まだ「猫」と表現されるほどの幼い個体である。餌も満足にとることができない可能性が高い。また、他の動物を狩るための罠にひっかかったり、交通事故に合う可能性もある。また猫科の動物は、長らく母と暮らす種も多い。どういう経緯で、フランスの一地方に「大きな猫」が現れることになったのか不明だが、母である個体になんらかの危害なり異変があったのは間違いないだろう。

 人間の身勝手で、野生動物を傷つける行為は、許されるものではない。今はただ、この「大きな猫」が無事保護されることを祈るばかりである。

「正体不明の“大きな猫”の目撃情報相次ぐ フランス」

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081184983942.html

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